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デジタルアーツ、2022年上半期に収集した国内外のフィッシングサイトURLのドメインを集計したレポートを公開

デジタルアーツは8月30日、2022年上半期に収集した国内外のフィッシングサイトURLのドメインを集計したレポートを公開したことを発表した。その概要は以下のとおり。

2022年上半期のフィッシングサイトURL総数は、前年同期比で約1.5倍も増えていた。TLDのシェア(該当年度期間のフィッシングサイトURL総数を100%として算出)では、「cn」が最も多く、約23%だった。「cn」は前年4位で約4%から急増しており、「cn」は上半期全体を通して常に使用され続けていた。

前年1位の「com」は約48%から約21%へとシェアを下げ、3位には前年はランク圏外だった「ci」が突如として出現している。

2022年上半期フィッシングサイトURL総数を100%として、TLDが毎月どれだけ観測されたかの調査では、フィッシングサイトURL数は1月(約8%)と6月(約27%)を比較すると約3.2倍と、上半期後半にかけて非常に多く観測された。特にTLD「ci」は全体の約14%ものボリュームを占めているにもかかわらず、独自ドメインは、presse[.]ci、asso[.]ci、md[.]ciのたった3つだった。「ci」はアフリカのコートジボワール共和国に割り当てられているccTLD(国別コードトップレベルドメイン)。
 

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