SecurityInsight | セキュリティインサイト

A10、スマートフォンアプリとセキュリティに関するレポート「アプリケーションインテリジェンスレポート(AIR)」を公開

A10ネットワークス(以下A10)は8月7日、日本を含むグローバルで実施したスマートフォンアプリとセキュリティに関するレポート「アプリケーションインテリジェンスレポート(AIR)」のビジネスパーソン/セキュリティ編の結果を公開したことを発表した。その概要は以下のとおり。

A10は、個人およびビジネスにおけるスマートフォンアプリやセキュリティに関する人々の考え方やトレンドを分析する目的で、日本を含む世界10か国の100名以上の従業員がいる企業の約2000人のビジネスパーソンとIT管理者を対象に、カジュアルな質問によるアンケート調査を実施した。

この調査により、自宅やオフィスおよびその間のさまざまな場所でスマートフォンアプリが使われ、プライベートとビジネスの境目が曖昧となっている現代の“ブレンドライフ”における、スマートフォンアプリの利用動向とセキュリティの重要性について明らかにしている。今回のビジネスパーソン/セキュリティ編では、ビジネスパーソンのサイバー攻撃の被害とスマートフォンアプリ利用時のセキュリティへの懸念の実態について明らかにする。

■サイバー攻撃の被害の実態
若いビジネスパーソンを中心に、13%(日本7%)の回答者がIDを盗難されたことがあり、20%(日本10%)の回答者がハッキング被害にあったことがあると答えるなど、サイバー攻撃による被害が現実の問題となっていることが分かる。日本は世界平均と比べて、被害を受けたビジネスパーソンは約半数という結果となった。被害が現実問題となっている一方、21%(日本9%)の回答者はデバイスを紛失した経験があり、すべてのアプリで異なるパスワードを使用しているのは17%(日本15%)の回答者に過ぎなかった。

・IDの盗難:
世界全体の13%、日本の7%の回答者が、IDを盗難されたことがあると答えている。中国は盗難されたことがある回答者が39%と、突出して高い結果となった。年齢別にみると、20代の19%がIDの盗難にあったと答える一方、50代以上は2%にすぎなかった。

・ハッキング被害:
世界全体の20%、日本の10%の回答者が、スマートフォンまたはPCをハッキングされたことがあると答えている。ハッキングされた回答者が25%以上だったのは、中国(29%)、韓国(27%)だった。年齢別にみると、20代の31%がハッキングされたことがあると答える一方、50代以上は11%のみだった。

・不注意なデバイスの管理:
世界全体の21%、日本の9%の回答者が、スマートフォンやPCを紛失したことがあると回答している。ドイツでは紛失したことがある回答者が1%と極端に少なく、逆に中国やインドは40%近い回答者が紛失した経験がある。さらには、世界全体の14%、日本の9%の回答者は、スマートフォンやPCを盗まれた経験がある。

・パスワードの管理:
世界全体および日本の11%の回答者が、すべてのスマートフォンアプリで同じパスワードを使用していると答えている。すべてのアプリで異なるパスワードを使用しているのは、全世界の17%、日本の15%の回答者に過ぎなかった。25%以上の回答者が異なるパスワードを使用していたのはドイツ(34%)のみだった。

■スマートフォンアプリ利用時のセキュリティへの懸念の実態
83%(日本76%)の回答者が、セキュリティをスマートフォンアプリのダウンロードの判断材料とする一方、通常利用する上では突出してセキュリティを重視せず、47%(日本39%)の回答者がアプリの提供者によるサイバー攻撃からの保護に頼っていることが分かった。日本は対象国の中で、アプリダウンロード時にセキュリティリスクを懸念する回答者、およびサイバー攻撃を“避けがたい人生の一部”と感じている回答者が最も少なく、セキュリティの被害が少ない分、セキュリティへの意識が薄い傾向があるという調査結果が出ている。

・セキュリティへの懸念 :
世界全体の83%、中国では97%、日本では対象国で一番少ない76%の回答者が、スマートフォンアプリを最初にダウンロードする際にセキュリティリスクについて考えると答えている。アプリを利用する上で一番重視しているものはという質問には、パフォーマンスが32%、使いやすさが27%、セキュリティが24%、UIが16%と、セキュリティが突出しているわけではない。

・個人orビジネス:
世界全体の75%、日本の67%の回答者が、個人でのスマートフォンアプリの利用時にセキュリティへの懸念を抱いている一方、ビジネスでのアプリ利用時にセキュリティへの懸念を抱いているのは世界全体の60%、日本の53%の回答者となった。

・アプリ開発者とセキュリティ:
世界全体の57%、日本の53%の回答者が、セキュリティをアプリ開発者に求める最優先課題と考えている。また、日本の回答者のうち、自社の開発者が十分に安全なビジネスアプリを構築できると答えたのは26%のみで、対象国の中で一番低い結果となった(世界全体は53%)。

・セキュリティ対策は誰に任せるのか?:
世界全体の47%、日本の39%の回答者が、会社や開発者、ベンダーによって、サイバー攻撃対策が行なわれているだろうと期待している。
 

関連リンク

プレスリリース