SecurityInsight | セキュリティインサイト

Doctor Web、「Dr.Web Enterprise Security Suite」の新バージョン製品グループをリリース

Doctor Webは6月19日、「Dr.Web Enterprise Security Suite」バージョン11.0の製品グループをリリースしたことを発表した。この製品グループにはWindows向けアンチウイルスエージェントの最新バージョンが組み込まれたほか、初めて機械型学習テクノロジーが導入され、UEFIファームウェアにおける悪意のあるコードを検知するテクノロジーが用いられる。さらに、既存のコンポーネントの機能が拡大された。

上記の製品グループのServerにおいては、集中管理およびアンチウイルスネットワーク展開の利便性向上が図られ、集中管理の機能も改良されたほか、発見されたエラーが修正された。Serverでは、次の変更が加えられた。

・外部データベースとしてのMySQLとPostgreSQLバージョン10のサポートが追加された
・ネットワークのスキャンルーチンおよびAgentリモートインストールルーチンの見直しが行われた(ウェブブラウザー対応拡張は利用されない)
・組み込みデータベースが破損した場合、それを復元するオプションが実装された
・保護されるステーションに対してマルチキャストプロトコル経由でグループ更新の配信がデフォルトで有効化されている
・サーバー間通信にて隣接サーバーが転送しているライセンスの制御ルーチンが導入された
・保護されるステーションのハード/ソフトウェアに関するデータを収集するプロシージャーが改善し、サーバー間情報転送ルーチンが追加された
・Serverから複数のAgentの同時インストールの制御が可能に
・ServerからのAgentインストールおよび更新のトラフィックの制御が可能に
・Server向けUNIX系OS対応インストールパッケージはユニバーサルフォーマットのみをダウンロードできる
・セッションチケットでTLSセッションを再開できるように
 

関連リンク

プレスリリース