ITR、国内のDDoS攻撃対策支援サービス市場規模推移および予測を発表

アイ・ティ・アール(ITR)は6月26日、国内のDDoS攻撃対策支援サービス市場規模推移および予測を発表した。その概要は以下のとおり。

国内DDoS攻撃対策支援サービス市場の2017年度の売上金額は123億6,000万円、前年度比28.9%増と急拡大した。Webサイトやサーバーに大量のパケットを送信してサービス停止を狙う大規模なDDoS攻撃が企業にとって深刻な脅威になっている。近年、史上最大規模のDDoS攻撃マルウェア「Mirai」や平昌五輪を狙った攻撃などが発生したことから、国内でも同サービスを導入し、ネットワークシステムの負荷を回避し、安定したWebサービスを実現しようとする企業が増加している。

同市場は、DDoS対策アプライアンスの運用監視が中心だったが、現在ではDDoS対策クラウドサービスの運用監視も立ち上がり市場は拡大を続けていることから、2018年度も同22.7%増と引き続き好調な伸びが見込まれる。

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート「ITR Market View:外部攻撃対策型SOCサービス市場2018」に詳細を掲載している。このレポートには、DDoS攻撃対策支援サービス、サンドボックス運用監視サービス、WAF運用監視サービスなど全10分野を対象に、国内35ベンダーへの調査に基づいた2016~2017年度売上げ実績および2022年度までの売上げ予測を掲載している。
 

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