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IBMセキュリティー、企業の純利益における情報漏洩の完全な財務的影響に関するグローバル調査の結果を発表

IBMセキュリティーは7月12日、企業の純利益における情報漏洩の完全な財務的影響に関するグローバル調査の結果を発表した。この調査では、情報漏洩の目に見えないコスト(例:ビジネス機会の喪失、企業評価への悪影響、および従業員が復旧に費やす時間)の管理は容易でなく、大きな出費を要することが明らかになったとしている。その概要は以下のとおり。

この調査により、全世界の情報漏洩の平均コストが386万ドルであることが明らかになった(2017年度のレポートと比べて6.4%上昇)。今年度の調査では、初めて「大規模な漏洩」(レコードの損失件数が100万件から5,000万件までの漏洩)に関するコストも計算され、企業で大規模な漏洩が発生した場合、4,000万ドルから3億5,000万ドルのコストが発生するという見積りが出された。

大規模な漏洩(100万件を超えるレコードの漏洩)の件数はこの5年でほぼ倍増している。2013年には9件しか発生していないが、2017年には16件に増加している。

大規模な漏洩の場合、最も大きな割合を占めるコストはビジネス機会の喪失に関するコストだった。レコード件数が5,000万件の漏洩の場合、ビジネス機会の喪失に関するコストは推定で約1億1,800万ドルに上り、漏洩の総コストの約3分の1を占めていた。
 

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