パロアルトネットワークス、クラウドインフラサービスプロテクション「Evident」を提供開始
- 2018/09/04 10:30
- SecurityInsight
パロアルトネットワークスは9月3日、パブリッククラウドにおける包括的セキュリティとコンプライアンスの確保を実現するクラウドインフラサービスプロテクション「Evident」を、日本市場で提供開始することを発表した。
「Evident」は、自動化され、継続的なパブリッククラウドの保護に必要な「継続的な可視化と監視」「コンプライアンスの認定」「クラウドストレージの保護」という3つの要素を備えたクラウドインフラサービスプロテクション。3月にパロアルトネットワークスが買収した、クラウドインフラストラクチャセキュリティ企業のEvident.io社のソリューションを元に開発している。
■「Evident」の主な機能
・継続的な可視性と監視
クラウドインフラストラクチャの監視、検査、および評価を自動化し、すべてのクラウドアカウント、サービスおよび領域におけるセキュリティリスクを可視化。セキュリティリスクは機械学習により、危険度のレベル別に集計される。また、Evidentのダッシュボード上では、サービスや地域ごとだけではなく、契約しているパブリッククラウド別や、すべてのパブリッククラウドを統合してリスクを確認することが可能。
・コンプライアンス認定
コンプライアンスの監査を自動的に行ない、カスタマイズ可能なコンプライアンスレポートを1クリックで作成できる。現在はCIS foundations、GDPR、HIPAA、ISO、NIST、PCI、SOC2に対応。
・クラウドストレージに対する防御
パブリッククラウドのストレージは、脅威が侵入しても見逃されることがあり、内部拡散に繋がるリスクを抱えている。Evidentはクラウドストレージに対して、コンテナやバケット内のデータの検出と分類、リスクにさらされている領域の評価、公開されているデータの自動修復、マルウェアの隔離を行なえる。