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トレンドマイクロ、進化したAI技術で防御力が向上した「ウイルスバスター」シリーズ最新版を発売

トレンドマイクロは9月6日、総合セキュリティソフト「ウイルスバスター」シリーズの最新版を、発売することを発表した。最新版では、Windows向けにファイルの実行前にふるまいを予測するAI技術を新たに搭載し、防御力の向上を図る。また、AndroidおよびMac向けにAI技術を活用した機械学習型スキャンを新たに搭載する。

■最新版「ウイルスバスター」シリーズの主な新機能・強化ポイント

・進化したAI技術:ファイルの実行前にふるまいを予測するAI技術を搭載
「ウイルスバスター」には、ファイルの実行前に侵入経路やファイル形式、プログラムの書き方などのファイルの特徴を静的に解析する機械学習型スキャンと、ファイルの実行時に通信先や実行されるプロセスなどのふるまいを動的に解析する機械学習型スキャンにより、続出する不正プログラムからより迅速に防御する機能を搭載している。今回新たに、ファイルの特徴とふるまいの特徴を組み合わせて照らし合わせることで、ファイルが実行される前にふるまいを予測する機能を搭載。ファイルの特徴をもとにした静的な解析と、ファイルの特徴からふるまいを予測する解析を実行前に組み合わせたAI技術「ハイブリッドモデル」を採用することで、防御力の向上を図る。

・Android、Mac向けにAI技術を搭載
増大する不正アプリの脅威に対抗するために、新たにAndroid、Mac向けに機械学習型スキャン機能を搭載し、AndroidやMacを狙う不正アプリ対策を強化する。

・「サポート詐欺/偽警告対策機能」にAI技術を搭載
従来からあるサポート詐欺/偽警告サイト特有の構造上の特徴をパターン化して検出する機能に加えて、AI技術を新たに搭載することで、詐欺サイトの構造やスクリプトの特徴を学習することで、パターンでは検出が困難なサポート詐欺/偽警告サイトへのアクセスを未然にブロックする機能を新たに搭載。

◆個人情報を狙う攻撃からの保護強化
ユーザーがネットバンキングやネットショッピングなどの正規サイトへアクセスした際に偽の画面を表示して個人情報を窃取するサイバー攻撃への対策を強化する決済保護ブラウザーを新たに搭載。また、スマートフォンやタブレットでLINEやFacebookなどのアプリ内ブラウザー利用時に、フィッシング詐欺サイト等の不正なサイトへのアクセスをブロックする機能を強化し、従来から対応していたiOSに加えAndroidでもアプリ内ブラウザーのWeb脅威対策を利用できるようになった。

 

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