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NEC、ASEAN加盟国向けのサイバーセキュリティ人材を育成するセンターのシステムをタイに構築

NECは9月14日、タイの現地法人NECタイを通じて、タイ・電子取引開発機構(ETDA)から、ASEAN加盟国向けのサイバーセキュリティ人材を育成する「日ASEANサイバーセキュリティ能力構築センター」のシステム構築および演習業務を受託したことを発表した。

NECはこのセンターにおいて、ASEAN加盟国の政府・重要インフラ企業の職員向けに、インシデントレスポンス演習をはじめとする各種サイバーセキュリティ演習を来年5月までに計6回開催し、約150名の人材育成に貢献するとしている。

今回NECが受託した業務は以下のとおり。

1.「日ASEANサイバーセキュリティ能力構築センター」のシステム構築
ETDA施設内の演習用教室やサーバルーム、事務所に、サイバーセキュリティ演習の実施に必要な各種IT設備を導入。

2.サイバーセキュリティ演習コンテンツの開発・提供
コンピューター内のデータを調査・分析し、攻撃の内容や原因を追及する「フォレンジック演習」、攻撃を仕掛けたコンピュータウィルスを解析する「マルウェア解析演習」のコンテンツをラックと共同で開発。これらに加え、実践的なサイバー防御演習環境をクラウド上に実装し、提供。

3.サイバーセキュリティ演習の開催
NECとラックから講師・チューターを派遣し、来年5月までに計6回の演習を開催。毎回、ASEAN各国から政府・重要インフラ企業の職員2~4名、合計で約150名の参加者を見込む。また、ASEAN各国から選抜された若手技術者や学生がサイバー攻撃対処能力を競う「サイバーSEA(South-East Asia)ゲーム」を開催。
 

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