IIJ、外部脅威を防御し、内部からの情報漏洩を抑止・可視化するクラウド型サービス「IIJセキュアエンドポイントサービス」を提供開始
- 2018/09/21 10:00
- SecurityInsight
インターネットイニシアティブ(IIJ)は9月19日、企業ネットワーク内のパソコン、サーバといったエンドポイントにおけるセキュリティ対策強化として、「アンチウイルス」「IT資産管理」の機能をクラウド型で提供する「IIJセキュアエンドポイントサービス」を10月1日より開始することを発表した。
「IIJセキュアエンドポイントサービス」では、検知ロジックの異なるアンチウイルスを併用することで、未知・既知を問わずマルウェアを実行前に検知・隔離できることに加え、従業員の不注意や意識不足による情報流出や意図的な情報持ち出しなど内部不正を発見することができる。
また、IT資産管理が取得したインシデント検知前後の操作ログから、特定のWebサイトの閲覧や標的型メールの開封履歴など、インシデント発生の原因、プロセスまでを追跡、特定する機能を一元的に提供し、マルウェアの流入経路や影響範囲、内部不正の状況を可視化することで、再発防止策を検討・実施する際の負荷を大幅に軽減することが可能となる。
■「IIJセキュアエンドポイントサービス」の特徴
・アンチウイルスとIT資産管理をクラウドサービスで提供
外部脅威を防御し、内部からの情報漏洩を抑止するための対策として、「アンチウイルス」と「IT資産管理」を一つのクラウドサービスで提供。既存の対策状況や課題に合わせて必要な機能を選択し、アセットレスに導入することが可能。
・独自ダッシュボードでエンドポイントのセキュリティ状況を可視化
マルウェアの感染有無や、検知したマルウェアの情報をIIJ独自ダッシュボード上で確認できる。ダッシュボードでは、提供する3つの製品の情報がまとめて表示され、セキュリティ状況を一元的に可視化することができるため、膨大な数のエンドポイントの状況を迅速に把握し、必要な対策を講じることが可能になる。
・VPN機器を置かずに閉域接続を実現
専用ネットワークをIIJバックボーン内に延伸する「IIJプライベートバックボーンサービス」を組み合わせて利用することで、ネットワーク内に新たにVPN機器を設置することなく、閉域網接続が実現できる。ネットワークの構成変更や機器メンテナンスの手間など、余分な負荷をかけることなく安全なエンドポイント管理が可能になる。