ラックと損害保険ジャパン日本興亜、セキュリティ監視サービス「JSOC」にサイバー保険を付帯
- 2018/10/01 10:30
- SecurityInsight
ラックと損害保険ジャパン日本興亜は9月27日、ラックのセキュリティ監視サービス「JSOCマネージド・セキュリティ・サービス(MSS)」にサイバー保険を付帯したパッケージ商品「事故補償パック for JSOC」の提供を10月1日に開始することを発表した。
ラックが提供するセキュリティ監視センター「JSOC」は、顧客のネットワークを24時間365日リアルタイムで監視し、内部に潜んだマルウェアなどの挙動もセキュリティアナリストが常時監視している。
「事故補償パック for JSOC」は、この「JSOC」に損保ジャパン日本興亜が提供するサイバー保険を付帯したサービスで、サイバー攻撃を受けた際、まずは専門家による緊急対応などで迅速な対応を取ることが可能となり、さらにシステムの再構築の費用、被害者への損害賠償金の補償など、さまざまな経済的損失を補填できる。
■「事故補償パック for JSOC」の特徴
・JSOCが提供するMSSの品質と実績を評価し、最大1000万円までの補償を受けられるサイバー保険を付帯。補償はサイバー攻撃に関する調査費用だけではなく、事故からの復旧、システムの再構築の費用、被害者への損害賠償金の補償など、幅広い目的に活用することができる。
・通常のサイバー保険の契約時に必要な告知書の提出は不要。ラックのJSOCを導入する企業のセキュリティ状況を加味し、セキュリティサービスに一体化することで保険加入の手間を軽減する。
・通常、サイバー攻撃は取引先や警察など公的機関からの指摘により判明することがあり、社会的な信用失墜につながるケースが多くある。「事故補償パック for JSOC」では、JSOCがサイバー攻撃をリアルタイムで検知し被害が拡大する前に契約者へ報告を行なうことで、保険を適用したリカバリー行動が可能となる。
・サイバー保険の加入により、サイバーインシデント対応に要する費用を事前に予算化する効果が期待できる。これにより、実際にサイバーインシデントによる被害が発生した場合に、対応費用捻出の社内稟議等を省略し、すぐにリカバリー対応を取ることができるため、被害の拡大を抑える効果が期待できる。