カスペルスキー、産業用制御システムに最適化したサイバーセキュリティサービスの最新版を提供開始
- 2018/10/04 11:00
- SecurityInsight
カスペルスキーは10月2日、産業用制御システム向けの包括的なサイバーセキュリティサービス「Kaspersky Industrial CyberSecurity」(以下、KICS)に含まれる「KICS for Networks」の最新版(バージョン2.7)を、10月3日から提供開始することを発表した。法人を対象にパートナー企業経由で販売する。
KICSは、産業用制御ネットワークおよびネットワークに接続されたPLC(Programmable Logic Controller)やSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)などを監視することで産業用制御システムの保護を目的とする、ソフトウェアとサービスを含む製品。ソフトウェアは、ネットワーク上の通信を監視する「KICS for Networks」とエンドポイントを監視する「KICS for Nodes」で構成されている。ITシステムとは異なる産業用制御システムの制約や運用ポリシーを踏まえ、既存の制御プロセスを変更することなく最適なサイバーセキュリティ対策の導入を支援する。
■サポートプロトコル一覧
ABB SPA-Bus、Allen-Bradley EtherNet/IP、CODESYS V3 Gateway、DNP3、Emerson DeltaV、FTP、 General Electric SRTP、IEC 60870-5-104、IEC 61850: GOOSE, MMS (including MMS Reports), Sampled Values、Mitsubishi MC Protocol、Modbus TCP、OMRON FINS、OPC UA Binary、Relematika BDUBus、Siemens Industrial Ethernet、Siemens S7comm, S7comm-plus、Modification of the MMS protocol for ABB AC 800M devices、Modification of the Modbus TCP protocol for EKRA 243 devices、Protocol of devices with Siemens DIGSI 4 system software