IBM、移動式サイバーセキュリティ・オペレーション・センターを公開

IBMは10月17日、サイバーセキュリティのトレーニング、準備、対応に向け、現地への移動が可能な、移動式セキュリティ・オペレーション・センターを発表した。「IBM X-Force コマンド・サイバー・タクティカル・オペレーション・センター(C-TOC)」は、米国およびヨーロッパ中を移動し、顧客と共にインシデント対応の訓練を実施。オンデマンドでサイバーセキュリティー対応をサポートするほか、専門家、学生、消費者と共にサイバーセキュリティーの啓発とスキル向上を支援する。

「IBM X-Force C-TOC」は、フル・ファンクションを備えた移動式のセキュリティ・オペレーション・センターで、軍が使用する作戦司令本部と緊急対応者が使用する現場指揮所をモデルにしている。トラクター・トレイラー(牽引自動車)に収容された移動式の設備により、サイバーセキュリティの「監視フロア」、データセンター、オペレーターやアナリスト、インシデント・コマンド・センターのスタッフを20数名収容できる会議施設を提供する。この施設は、さまざまな環境において活用が可能。自家発電、衛星通信、移動体通信の機能を備えて調査および対応を実施する。また、安全で回復力の高いネットワークと、サイバーセキュリティーのトレーニングに適した最先端のプラットフォームを提供する。
 

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