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NEC・日立・富士通、サイバーセキュリティ技術者の共通人材モデル「統合セキュリティ人材モデル」を策定

NEC、日立および富士通は10月24日、実践的なスキル・ノウハウを持つサイバーセキュリティ技術者の共通人材モデル「統合セキュリティ人材モデル」を策定し、IT・セキュリティベンダー向けに公開したことを発表した。

「統合セキュリティ人材モデル」は、3社が昨年12月に開始した「サイバーセキュリティ人材育成スキーム策定共同プロジェクト」の一環として、国内における実践的なスキルやノウハウを持つセキュリティ人材の育成に向けて、3社のセキュリティ対策の技術やシステム構築実績を活かし、共通的な14種類の人材モデルを定義したものとなっている。また、各人材像のスキル習得に必要となるコースマップ仕様書(コースマップ、シラバスなど)も順次公開する。

「統合セキュリティ人材モデル」では、14種類の人材像を定義し、各人材像に、セキュリティ事故対応やサイバー攻撃監視などといったセキュリティ人材として習得すべきスキルセットを体系化している。具体的には、米国国立標準技術研究所のセキュリティ対策基準「NIST SP800-181」が定めるセキュリティ対策への対応をベースとし、アプリケーションなどの脆弱性診断を実施するペネトレーションテスターや、サイバー攻撃による被害範囲を分析・調査するフォレンジックエンジニア、セキュリティインシデント時に初動対応するインシデントレスポンダーなど14種類の人材像と各々のスキルセットを体系化・標準化している。
 

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