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ITR、中小企業の生産性向上とセキュリティ対策を強化するクライアント環境について解説したホワイトペーパーを発行

アイ・ティ・アール(以下、ITR)は11月8日、中小企業におけるクライアント環境の実態調査を基に、生産性向上とセキュリティ対策を強化するための環境について解説したホワイトペーパー「中小企業に求められるクライアント環境~Windows 10とOffice 365 ProPlusの動向~」を発行し、ホームページで公開することを発表した。

ホワイトペーパーの概要は以下のとおり。

ITRでは、今年8月に従業員数300人未満の中小企業に勤務し、自社のIT環境(OS、Officeアプリケーションなど)を把握しているとした回答者を対象に「企業におけるIT環境意識調査」を実施し、その動向を確認した(有効回答:404件)。

中小企業において最も多く利用しているOSを見ると、5割以上がすでにWindows 10を利用していることが確認された。また、Windows 10未導入企業のうち、7割は2020年1月14日のWindows 7のサポート終了(EOS)前には移行を完了する予定であり、その時期については「時期詳細は不明だが、Windows 7の延長サポート終了前」と考えている企業が30%と多く、次いで「2019年下半期」が19%を占めた。このことから、移行時期はEOSの直前に集まる傾向が見られた。

また、中小企業で利用しているOfficeアプリケーションを見ると、「Office 365 ProPlus/Business Premium」が3割を上回りトップ。さらに、このOffice 365利用企業を対象に、同製品を利用した経緯や背景を確認したところ、「セキュリティ対策の一環としてOffice 365を利用」が最多となり約半数の企業が選択し、2番目には「常に最新の機能を備えるアプリケーションの利用」(34%)、次いで「1ユーザーで複数端末が利用可能なライセンスの希望」(26%)となり、Office 365によるセキュリティ対策と実利用における効率を評価する回答が目立った。この理由としては、Office 365の備える未知のマルウェア対策機能やメール・文書の暗号化機能が、脅威に対する防御策として効果を発揮することが期待されていると考えられる。

目次
第1章 中小企業におけるWindows 10の実態
・Windows 10導入による課題解決
・支持を集めるWindows 10
・Windows 10への移行時期
・Windows 10移行での懸念とそれを解消する新たなサービス
第2章 Office 365のトレンド
・ユーザーニーズに応えるクライアント環境
・クラウドサービスの利用
・Office 365の利用状況とビジネスの可能性の拡大
・Officeアプリケーションの移行計画
提言
 

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