ITR、特権ID管理市場規模推移および予測を発表

アイ・ティ・アール(ITR)は11月20日、国内の特権ID管理市場規模推移および予測を発表した。その概要は以下のとおり。

国内特権ID管理市場の2017年度の売上金額は48億4,000万円、前年度比10.0%増となった。近年、内部から特権IDを不正利用することによる情報漏洩や、外部からサイバー攻撃によって特権IDを搾取されることで、情報改竄などの事件が多発している。企業にとって特権IDの管理は、情報漏洩、改竄、システム障害などのリスクを防止するうえで不可欠なセキュリティ対策となっている。

その有効な手段として同製品への需要が高まっており、2017年度の特権ID管理市場はほぼ全ての参入ベンダーが売上増となり、市場規模は前年度から10%増になった。2018年度以降も引き続き同様の伸びが見込まれ、CAGR(2017~2022年度)は6.3%、2022年度には66億円を予測している。
 

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