エンカレッジ・テクノロジ、ファイル無害化製品にマクロ除去機能を追加した上位版「ESS FileGate Plus」を販売開始
- 2018/11/28 10:30
- SecurityInsight
エンカレッジ・テクノロジは11月27日、分離されたネットワーク環境において、ネットワーク間での安全なファイルの受け渡しと、ファイル無害化機能を提供するソフトウェア「ESS FileGate」に、新たにマクロ除去による無害化機能を実装した上位版製品「ESS FileGate Plus」を12月初旬に販売開始することを発表した。これにより、従来の画像化によるファイルの無害化だけでなく、目的やファイル形式によって最適な手段を選択できるようになるとしている。
「ESS FileGate」は、組織内の分離されたネットワーク間で安全にファイルの受け渡しを行うファイル無害化製品で、サイバー攻撃対策の一環でネットワークを論理分離している環境において、安全にネットワーク間のファイルの受け渡しを行う。
上位版「ESS FileGate Plus」では、Office文書のマクロやPDF文書のスクリプトなど、プログラム実行が可能な要素を文書から取り除く「マクロ除去」による無害化を新機能として搭載する。
マクロ除去による無害化に対応する文書形式は、Microsoft Word、Excel、PowerPoint(2003以降の形式に対応)およびPDF文書。PDF文書については、ActionScript、JavaScript, Flashの要素を除去する。
マクロ除去機能とは別に埋め込みされた情報(オブジェクト)を削除する機能も搭載されており、マクロ除去実施時にPDFやMicrosoft Office系のファイル内に埋め込まれたオブジェクトについても除去することで、完全に無害化する。
これまで提供していたあらゆる文書を画像化できる機能に加え、マクロ除去機能が追加されたことにより、業務用途やファイルの種類によって最適な形で無害化処理を施すことが可能になる。