マカフィー、クラウドの採用とリスクに関するレポートを発表

マカフィーは12月5日、「Cloud Adoption and Risk Report(クラウドの採用とリスクに関するレポート)」を発表した。このレポートは、クラウドの採用とリスクを明らかにするため、匿名化されたクラウド上の数十億単位のイベントを分析し、その結果をまとめたものとなっている。

今回の調査により、クラウド上に格納されている全データのうち21%が機密データに該当し、盗難や漏洩が生じれば企業が危機に直面することが明らかになった。クラウド上での機密データの共有が対前年比で53%増加していることもあり、データ保護、システム構成の監査、そしてコラボレーションの制御など、クラウドベースのセキュリティ戦略がない企業は、最も重要な資産、すなわちデータを危険に晒し、また内外の規制違反を引きおこす危険がいっそう高まるとしている。

主な調査結果は以下のとおり。

・クラウド上の全ファイル中、機密データは21%。年々着実に増加
・オープンかつ一般からアクセス可能なリンク経由での機密データの共有は前年比で23%増
・パブリッククラウドを使用する企業では、IaaS、PaaSなどのインスタンスで毎月あたり2,200件以上の設定ミスによるインシデントが発生
・クラウドでの脅威インシデント、たとえばアカウント侵害、特権ユーザーなどの内部脅威は前年比で27.7%増
 

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