JPCERT/CC、昨年第4四半期のインシデント報告対応レポートを発表

JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月16日、昨年10月1日から12月31日までの間に受け付けたインシデント報告の統計および事例について紹介するインシデント報告対応レポートを発表した。

第4四半期に寄せられた報告件数は4,242件。このうち、JPCERT/CCが国内外の関連するサイトとの調整を行った件数は2,579件。前四半期と比較して、報告件数は9%増加し、調整件数は16%増加した。また、前年同期と比較すると、報告数で6%減少し、調整件数は36%増加した。

第4四半期に発生したインシデントにおける各カテゴリーの割合では、スキャンに分類されるシステムの弱点を探索するインシデントが37.4%、フィッシングサイトに分類されるインシデントが34.8%を占めている。

その他、インシデントの傾向として、フィッシングサイトの傾向やWebサイトの改竄の傾向、インシデント対応事例などを取り上げている。
 

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インシデント報告対応レポート(PDF)