エフセキュア、「2018年下半期の脅威リサーチ」の結果を発表

エフセキュアは3月6日、「2018年下半期の脅威リサーチ」の結果を発表した。このリサーチでは、2018年下半期に攻撃トラフィックが大幅に増加したことが報告されており、その一方で、多くの企業にとってインシデント検出がより困難になってきていることが分かったという。

2018年にエフセキュアのデコイハニーポット(攻撃者に対するおとり)のネットワークで検知された攻撃トラフィックは、前年比で32%増加し、2018年下半期に限ると同年上半期比で4倍に増加している。

今回のリサーチにおけるその他の要点は以下のとおり。

・最も一般的に標的とされているTCPポートはTelnetだった。これは、攻撃者が新たな脆弱なデバイスを探した結果、IoTデバイスに対する侵害が増加したためと考えられる。

・産業別では、金融業界やICT分野の企業が最も多くの攻撃を検出し、検出数が最小だったのはヘルスケアおよび製造業だった。

・観測された攻撃トラフィックの最大の発信元と宛先は、どちらも米国ベースのIPアドレスだった。

・Webベース攻撃の最も一般的な発信元はNginxだった。

 

関連リンク

プレスリリース