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ラックとNEC Asia Pacific、アジア太平洋地域のサイバーセキュリティ事業で協業

ラックとNEC Asia Pacific社(以下、NEC APAC)は3月18日、APAC(アジア太平洋)地域のサイバーセキュリティ分野で協業することに合意したことを発表した。この協業は、NEC APACの実績・ノウハウと、日本で培ったラックのサイバーセキュリティ技術を共有し、APAC地域により高度なサイバーセキュリティソリューションを提供するため。

この協業において、ラックとNEC APACは共同で、中堅・中小企業を対象とした高度セキュリティ監視サービスを2019年末までに提供開始する。このサービスは、ラックのセキュリティ監視センターJSOCおよびサイバー救急センターでの実際のインシデント対応経験とノウハウにより実現される。今回、それらのノウハウを結集して、自動化、クラウドを活用することで、高品質ながら低価格なサービスを提供する。

さらに両社は、ハンズオンを中心としたサイバーセキュリティトレーニングサービスも同地域に提供する。このサービスは組織内のサイバーセキュリティ対策に対する意識向上を目指すものから、マルウェア解析、インシデントレスポンス、不正アクセス分析、デジタルフォレンジックおよび脆弱性診断を行なう高度な技術者を育成するものまで、体系的なプログラムを提供する。

また、ラックは日本で24年間かけて培ったサイバーセキュリティインテリジェンスとSecurity Operation Center(SOC)運用ノウハウにより、NEC APACが運用しているSOCの対処能力を向上し、APAC地域で包括的なインシデントレスポンスサービスを提供できるように支援する。
 

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