NRIセキュア、工場・ビル内のインダストリアルIoTシステムに対するサイバー攻撃を監視・検知する製品の販売・導入支援を開始
- 2019/04/10 10:30
- SecurityInsight
NRIセキュアテクノロジーズ（以下、NRIセキュア）は4月9日、イスラエルのスキャダフェンス社が開発したネットワーク監視ソリューション「SCADAfenceプラットフォーム」の販売および導入支援を4月12日に開始することを発表した。
「SCADAfenceプラットフォーム」は、工場やビル内のネットワークを監視し、不審な通信を検知してセキュリティ担当者に通知する。工場の制御システムや生産設備・ビルオートメーション等の通信データをリアルタイムで取得し、スキャダフェンス社の制御システムが使用する通信プロトコル内部の解析技術により、その内容を可視化・分析する。
正常な通信の振る舞いをモデル化することで、サイバー攻撃等による不審な動きや内部での誤操作、予期しない設備の構成変更など、セキュリティ事故につながる可能性のある動きを発見、通知する。
欧州の自動車・電機メーカーを中心に、「SCADAfenceプラットフォーム」は大規模な工場での採用実績が多数あるが、導入にはIoTセキュリティの専門家による実態調査とシステムインテグレーションが必要となる。
NRIセキュアは、IoTに特化したセキュリティコンサルティングサービスや、産業用制御システムのセキュリティ診断、センサー・デバイス向けの無線通信診断などのサービス提供で培ったノウハウを踏まえ、「SCADAfenceプラットフォーム」の導入を支援していく。