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CDNetworks、セキュリティレポート「2018年度DDoS攻撃の動向と今後の見通し」を公開

シーディーネットワークス・ジャパン(CDNetworks)は4月11日、2018年のDDoS攻撃の対応状況をまとめ、分析したセキュリティレポート「2018年度 DDoS攻撃の動向と今後の見通し」を発表した。

このレポートは、CDNetworksのDDoS防御対策サービス「クラウド・セキュリティ DDoS」を提供している国内外のユーザーを対象に、2018年度(1月~12月)に収集したさまざまなDDoS攻撃パターンとトレンドを分析した結果をまとめている。その概要は以下のとおり。

2018年度は、HadoopなどのBigdata処理システムがDDoSに悪用される事例、ビットコイン採掘ゾンビPCによる攻撃、WordPress CMS APIを利用したXML-RPCプロトコルを通じた攻撃などが発生している。また、UPnPプロキシ基盤で動作するDDoSボットネットが新たに登場し、メモリキャッシュを悪用した攻撃も増加している。

さらに、IoT機器を悪用した大規模トラフィック攻撃の増加が懸念されており、特にセキュリティ強度の低い家庭用IoT機器は、攻撃者がDDoS攻撃を行なうための踏み台として悪用されやすい傾向にあり、個人レベルでのセキュリティ対策への注意と関心が必要とされている。

■目次(一部抜粋)
1.トレンドの分析
 ・GDPRが2018年5月25日に施行
 ・OWASP IoTプロジェクト2018をリリース
 ・MIRAIボットネットの新たな変種の登場 など
2.2018年度 DDoS攻撃の動向レポート/プロトコル別、タイプ別、地域別など
3.2019年 DDoS攻撃トレンド予測
 

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