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ウォッチガード、セキュリティの導入、管理、レポーティングを行なうMSP向けWatchGuard Cloudプラットフォームを発表

ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは4月18日、クラウドベースのシングルインターフェースにより、セキュリティ管理とレポーティングを一元化するWatchGuard Cloudプラットフォームを発表した。WatchGuard Cloudは、マネージドサービスプロバイダのサポートを念頭に構築されており、インフラコストの削減、顧客獲得の加速、そしてレポーティングおよび運用タスクに要する時間の短縮を可能にするとしている。

■WatchGuard Cloudプラットフォームの主な機能

・自由なアカウント管理:
WatchGuard Cloudはマルチティア、マルチテナントのアーキテクチャで構築されており、サービスプロバイダーは数やタイプに制限されることなく顧客アカウントを作成、運用することが可能で、テナント別、および情報へのロールベースアクセス権限毎にデータを分離することができる。

・スケーラブルパフォーマンス:
プラットフォームでは迅速かつ自動でコンピューティングおよびストレージ要件に対応することが可能で、ハイパフォーマンスを維持しながらテラバイト級のデータを活用したレポートを数秒で作成し、知見のサマリーを提供できる。

・インベントリーの割当てとアカウント委任:
インベントリー管理機能により、サービスプロバイダーは全ての顧客に関するライセンス状況の閲覧・追跡ができる。また、顧客のサービスモデルに合わせてサービスを割当てたり解除したりすることもできる。さらにテナント機能も提供しており、期間と許可権限の制御を含め、別のテナントにアクセスをデリゲート(委任)することも可能。

・アラートと通知の自動化:
一元管理インターフェースとして、Firebox UTMの可視化やAuthPointの多要素認証イベントを含め、ユーザは全てのセキュリティアプリケーションにわたり、迅速かつ容易にアラートや通知を設定することができる。MSSPは、顧客のライセンス、利用状況、契約満期からセキュリティやパフォーマンスのアップデートまで、あらゆる情報の通知にアクセスすることが可能。

・柔軟なデータ保持:
WatchGuard Total Security Suiteにおける30日間のデータ保持など、多彩なデータ保持オプションを用意しており、ロギングやレポーティングのための構成、導入、維持、およびサーバーやアプライアンスのスケーリングの手間を排除している。

・ゼロインフラ要件:
クラウドホステッドサービスのため、プラットフォームにはサービスプロバイダが導入するためのハードウェア要件がなく、結果としてコストを削減し、ローカルでもデータセンターでもサーバーを導入し、維持するための負担をなくすことができる。

・強力な可視化とレポーティング:
Dimensionソリューション上に構築されているため、100種類以上のダッシュボードやレポートが用意されており、主要なネットワークセキュリティの脅威、課題、傾向を特定し、素早く有効なセキュリティポリシーの設定と実行を行なうことができる。

プラットフォームとデータセキュリティ:
多要素認証によりユーザーログインが保護されるだけでなく、転送データと保存データ向けのビルトインのセキュリティを提供しており、その他ロールベースのアクセス制御、テナント間のデータの論理分離、そしてサブスクライバアカウントのパーティション機能を提供する。
 

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