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IBMセキュリティー、情報漏洩が組織に及ぼす経済的影響について調査した年次調査の結果を発表

IBMセキュリティーは7月24日、情報漏洩が組織に及ぼす経済的影響について調査した年次調査の結果を発表した。そのレポートによると、1回の情報漏洩に伴うコストは過去5年間で12%上昇し、現在では平均392万ドルに達している。このように費用が上昇しているのは、漏洩の経済的影響が複数年にわたることや、規制が強化されていること、犯罪者の攻撃を解決するためのプロセスが複雑になっていることなどの表れだとしている。

今年度のレポートでは、情報漏洩の長期にわたる経済的影響についても初めて調べ、情報漏洩の影響は何年も続くという結果を得ている。情報漏洩に伴うコストは1年以内に平均全体の67%、2年目に22%、それ以降に11%発生していた。医療や金融サービス、エネルギー、製薬のような規制の厳しい業界では、2~3年目に被る長期的なコストがより大きくなっていた。

 

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