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NRIセキュア、サイバーセキュリティの確保を目的とした、工場やビルのネットワークを可視化するサービスを提供開始

NRIセキュアテクノロジーズは9月12日、サイバーセキュリティの確保を目的として、工場やビルのネットワークを可視化する「OTネットワーク・アセスメントサービス」を開始することを発表した。

このサービスは、同社がこれまで産業用制御システムに関するセキュリティコンサルティングや、セキュリティ診断サービスなどで培ったノウハウと、OTネットワークの可視化・監視を目的とするソリューション「SCADAfenceプラットフォーム」を組み合わせることで、工場やビルのネットワークを可視化して、効果的なセキュリティ対策につなげることを目的にしている。

具体的には、対象とするOTネットワークの集約ポイントに、SCADAfenceプラットフォームをインストールしたサーバを一定期間接続して、業務通信に影響を与えることなくモニタリングを実施。モニタリングで得られたデータをもとに、NRIセキュアの専門家が、以下の3つの視点でネットワーク内の資産や通信の状況を精査し、セキュリティリスクを可視化する。

・守るべき資産の可視化
OTネットワークに接続されている機器・端末などの資産について、OSやデバイス種別などを含む情報とその稼働状況を洗い出す。

・通信内容の可視化
機器・端末を含むネットワークの通信状況を可視化し、不正な通信や不要な通信経路を特定。

・潜在的なセキュリティリスクの可視化
異常通信の有無、攻撃者に狙われる可能性のあるシステム構成上の問題、制御機器の脆弱性など、潜在的なセキュリティリスクを明らかにする。

このサービスの利用により明らかになったセキュリティ上の課題についても、NRIセキュアは、ユーザーの要望に応じて、コンサルティングサービスやSCADAfenceプラットフォームの導入、継続的なセキュリティ監視など、解決策の提案から実行に至るまで支援していくとしている。

 

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