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アイ・ティ・アール、国内のWAF運用監視サービス市場規模推移および予測を発表

アイ・ティ・アール(ITR)は10月24日、国内のWAF運用監視サービス市場規模推移および予測を発表した。その概要は次のとおり。

国内WAF運用監視サービス市場の2018年度の売上金額は93億6,000万円、前年度比18.2%増と急成長した。

WAFには専任の技術者による高度なチューニング、日々のアップデートや運用ノウハウが必要とされることから、これらの運用を全て自社内でまかなおうとすると、負荷が高くなるという傾向がある。そのため、セキュリティサービスベンダーがこれらを行ない、IT部門の運用負荷軽減とWebアプリケーションのリスクを低減するWAF運用監視サービスが台頭してきている。

Webアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃は増加しており、迅速な攻撃の検知・防御、復旧およびWebシステムの安定稼動への期待の高まりから、市場は拡大している。また、同市場は、アプライアンス型の運用監視が中心だったが、現在はクラウド型の運用監視も立ち上がっていることから、2019年度も同15.7%増と引き続き好調な伸びが見込まれる。

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート「ITR Market View:ゲートウェイ・セキュリティ対策型SOCサービス市場2019」に詳細を掲載している。このレポートには、ファイアウォール/UTM運用監視サービス、DDoS攻撃対策運用監視サービス、WAF運用監視サービス、CASB運用監視サービスなど全9分野を対象に、国内27ベンダーへの調査に基づいた2017~2018年度売上げ実績および2023年度までの売上げ予測を掲載している。
 

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