ウォッチガード、製造現場・屋外など厳しい環境に対応した新ネットワークセキュリティアプライアンス「Firebox T35-R」を発表
- 2019/11/19 10:30
- SecurityInsight
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは11月14日、「Firebox T35-R」のリリースを発表した。「Firebox T35-R」はキャビネット規格に準拠した堅牢なネットワークセキュリティアプライアンスで、中堅・中小企業、分散拠点を持つ大企業、およびマネージドサービスプロバイダーを対象としており、オフィスやデータセンターに従来提供されているものと同品質のウォッチガードのセキュリティサービス、パフォーマンスを提供し、マルウェア、不正侵入、およびその他の脅威から組織を保護する。
「Firebox T35-R」は、厳しい環境に耐え得る以下の機能を備えている。
・IP64のキャビネット規格に準拠した筐体：
完全な防塵／防滴仕様となっており、摂氏マイナス40度から60度の間で運用可能。信頼性の高いセキュリティと接続性を提供し、筐体をカスタマイズすることなく、通常とは異なる厳しい設置環境に対する耐性を備えている。
・DC電源：
12vから48vのDC電源で利用可能で、オプションでAC電源でも利用することができる。
・業界最先端のネットワークセキュリティ：
T35-Rはサイト間のVPN接続をシンプル化でき、かつ高い信頼性と管理性を備えており、APT Blocker、TDR（相関分析、優先順位付け、レスポンス）、DNSWatch、IPS、ゲートウェイアンチウイルスなどの高度なセキュリティ保護機能を、ネットワーク速度を落とすことなく適用することができる。
・シンプルな実装：
製造業者やITソリューションプロバイダーは、ウォッチガードの一元化されたゼロタッチ構成ソリューションRapidDeployおよびWatchGuard Cloud管理プラットフォームを用いて、T35-Rを容易に構成、実装、管理することができる。また、ユーザーは技術的な知識がなくてもアプライアンスを事前に構成し、迅速にインストールすることができるため、リモートの製造現場における個々のセキュリティの実装に必要な担当者の移動時間や実装作業を省くことができる。
・CADA IPSシグニチャ：
ウォッチガードのBasicおよびTotal Security SuiteにはSCADA IPSシグニチャが含まれており、Firebox T35-Rはこれらのシグニチャを活用して、産業制御システム（ICS）およびSCADAにおける既知の脅威を防止し、厳しい実装環境でもセキュリティを確保することができる。