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大日本印刷、次世代デバイスセキュリティモデルのIoT事業実現に向けてArm社と協業

大日本印刷(DNP)は11月29日、Arm社と協業し、高セキュリティなエッジコンピューティング技術と莫大なデータ量にも対応できるIoTクラウドサービスを連携させた「次世代のIoT事業」を創出するプロジェクトを12月に開始することを発表した。

DNPはArm社との協業の第一弾として、エッジデバイス等に組み込むDNPのセキュアエレメント(eSE:embedded Secure Element)と、Arm社のIoTクラウドサービス「Pelion IoT Platform」を組み合わせた機器メーカー向けIoTサービスを開発する。これにより、高セキュリティで取り扱いが容易なIoTサービスの提供を実現していく。

■DNPとArmの協業により提供するIoTサービスの概要
「DNP機器組込み用セキュアエレメント」(eSE)を、Arm社の「Pelion IoT Platform」に接続するIoTデバイスなどに組み込むことで、このサービスを利用できる。

1.エッジデバイスの暗号鍵や証明書等の重要情報を安全に管理
eSEをエッジデバイスの基板に直接実装し、その中にIDや暗号鍵、証明書等の重要情報を保存することで、第三者による改ざんやなりすまし、システム侵入などの脅威から守る。

2. デバイスの管理やデータの引き出しが可能
エッジデバイスに組み込んだeSEと「Pelion IoT Platform」を連動させて、相互認証を行なうことにより、各エッジデバイスの管理やデータ通信を安全かつ効率的に行なうことが可能。
 

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