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パナソニック、IoT機器および産業機器の重要データを保護する多機能セキュアICを開発

パナソニックのインダストリアルソリューションズ社は1月30日、IoT機器および産業機器の重要データを保護する多機能セキュアICを開発し、2月からサンプル出荷を開始することを発表した。この製品は独自のセキュリティ機能を有し、IoT機器や工場などで使用される産業機器に追加実装するだけで機器の安全性を向上するとしている。

IoT機器の認証鍵を、これまではICの外から書き込み、IC内に保有し続けていたが、この製品はIC内部で固有の認証鍵を生成・保有、使用後に消去することで鍵の抜き取りをブロックし、重要データを強固に保護する。

また、無線インターフェース機能のNFCや放射線耐性が高いメモリー(ReRAM)を搭載しているため、インターネット未接続機器や医療機器などへの適用が可能。さらに機器の使用中だけでなく、製造から廃棄または再利用までのライフサイクル全体にわたって安全性の確保が可能となる。

■特徴
1.IC内部で固有の認証鍵を都度生成・消去し、データのセキュリティ耐性を向上
2.無線インターフェース機能のNFCと放射線耐性が高いReRAMを搭載
3.トラストサービス事業者などと連携し、機器のライフサイクル全体にわたる安全性を向上

■用途
・IoT機器や産業機器全般(物流、スマート工場、ネットワーク機器など)
・放射線滅菌処理が必要な医療機器や医薬品の管理

 

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