NEC、IoTデバイスの真正性を確保するセキュリティサービスを販売

NECは4月8日、IoTデバイスの真正性を確保するセキュリティサービスを7月から販売開始することを発表した。具体的には、NECが有するIoTセキュリティ製品とセキュアに製造されたエッジデバイス、ブロックチェーン技術を組み合わせてセキュリティサービスとして提供する。

今後このサービスの適用対象を順次拡大し、エッジ・IoTデバイスやサーバーなどを含めたシステムを構成する機器のライフサイクルを通じた管理を実現することにより、真正性確保が可能となるとしている。

NECはこのサービスの第1弾として、厳密なデバイス認証に必要な証明書機能を搭載したエッジデバイス「NEC AI Accelerator」とその管理ソフトウェア、IoTセキュリティ製品群を含めたサービスをトータルで提供し、このエッジデバイスを中核としてシステムをセキュアに保つ。このエッジデバイスは、製造履歴(部品・検査情報等)や物流履歴をブロックチェーンで証跡として記録・管理しており、それ自身の真正性も確保されている。

今回販売開始する新サービスは、オフィスの顔認証入退で活用するカメラやゲート、経済産業省が発行した「ビルシステムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」で注目される空調やエレベーターなどのビル設備管理、デバイス・コンポーネントレベルでのセキュリティ考慮が必要な産業用制御装置などのIoTデバイス管理に貢献する。
 

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