マカフィー、ビデオ会議を安全に行なうための注意点と4つのポイントを公開
- 2020/04/24 11:00
- SecurityInsight
マカフィーは4月21日、公式ブログにおいて、ビデオ会議を安全に行なうための注意点と4つのポイントを公開した。その概要は以下のとおり。
●データがセキュアな状態にあることを確認
ユーザーが、同僚と個人情報を共有する必要があるが、ビデオまたは電話で接続できない状況の場合、エンドツーエンドの暗号化に対応していないサードパーティの受信者がプライベートメッセージを表示できないようにする機能のないメッセージングプラットフォームの使用に戻る可能性がある。これにより、個人または企業を問わず、機密データの漏洩や意図しない共有が発生する可能性がある。さらに、安全なメッセージングプラットフォームを使用していないため、ハッカーは被害者のデータやデバイスに侵入する機会を得る可能性がある。この種の侵害の深刻度によっては、被害者が個人情報の盗難の危険にさらされる可能性がある。
●プライバシーポリシーに注意
最近の新しいビデオ会議ユーザーの急増に伴い、プライバシーポリシーが詳細に確認されるようになった。またビデオ会議ツールの参加者が集中しているかどうかを監視するアテンショントラッキング機能によって、プライバシーに関するもう一つの懸念が明らかになった。
●ビデオ会議を保護する方法
バーチャル会議を保護するために以下のような対応や設定を行なうことを勧める。
1.自分で調査
オンラインで利用できるビデオ会議ツールはたくさんあります。最初に表示されるものをダウンロードする前に、調査を行い、ツールに関連するセキュリティの脆弱性がないか確認する。ビデオ会議プログラムに記載されているプライバシーポリシーを必ず読み、最も安全でニーズに合ったものを見つける。
2.会議をパスワードで保護
招待された参加者だけが会議にアクセスできるようにするために、会議にパスワードが設定されていることを確認する。安全性を高めるために、新しい会議、インスタント会議、個人的な会議、および電話で参加する人々のパスワード入力が求められるよう、アクティブにする。
3.参加者が画面を制御できないように設定
ビデオ会議中に参加者(招待・非招待)が画面を制御できないようにするには、ホスト(自分)以外のユーザーが画面を共有できないようにするオプションを選択する。
4.自動更新をオンに
自動更新をオンにすることで、ビデオ会議ツールの最新のセキュリティパッチと拡張機能が利用可能になり次第、すぐに入手できることが保証される。