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パロアルトネットワークス、セキュリティオペレーションとSOAR活用の現状に関する調査結果を発表

パロアルトネットワークスは4月21日、複雑になるIT環境と深刻化するサイバーリスクを背景に重要性が高まっているセキュリティオペレーションとSOARの国内での現状をまとめた「セキュリティオペレーションジャパンサーベイ 2020」の結果を発表した。調査対象は、年間売上高500億円以上かつ従業員500名以上の国内民間企業のセキュリティオペレーション担当部門の意思決定者、現場担当者約500名。その概要は以下のとおり。

企業の8.9%がSOARを自社で「導入済み」、24.4%が「現在導入検討中」と回答しており、SOARはセキュリティオペレーション改善の解決策として注目され始めている。特にセキュリティ成熟度が高い企業での導入率、検討率は際立って高く、セキュリティオペレーションの効率化はもちろん、高度化に向けた次なるステップとしてSOARの導入が位置づけられていることが分かる。

未導入企業でSOARの「必要性を感じない」と回答したのはわずか2.3%にとどまり、セキュリティ成熟度に関係なく、複雑、煩雑になるセキュリティオペレーションを効率化したいというニーズが高いことを意味している。

一方、「どこまで自動化していいかわからない(45.8%)」、「必要な作業フローが整備されていない(40.9%)」ことがSOAR導入の上位の阻害要因として挙げられおり、セキュリティオペレーションにおける定型業務や非定形業務の整備、業務の切り分けが、多くの企業で解決すべき課題として考えられる。

その他、セキュリティオペレーションにおける課題やセキュリティ成熟度の高い企業の次なるステップなどについてまとめている。
 

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