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ネットワンパートナーズ、「人の視点」を活用した新発想のフィッシングメール防御ソリューション群を提供開始

ネットワンパートナーズは6月2日、米Cofense社とディストリビューター契約を締結し、「人の視点」を活用したフィッシングメール防御ソリューション群をパートナー企業経由で提供開始することを発表した。

フィッシングメール防御対策に「人の視点」を取り入れ、従業員への訓練を主軸に据えて不審なメールの報告を促進することで、その情報に基づいて全従業員の受信トレイにある当該フィッシングメールを迅速に一斉隔離することが可能となっている。

このフィッシングメール防御ソリューション群は以下4つのソリューションで構成されており、それぞれが連動することで効果的に防御する。

1.Cofense PhishMe:従業員の訓練
訓練用のフィッシングメールを従業員に送信し、反応状況を管理画面でリアルタイムに確認できるSaaSツール。URLクリック・添付ファイル・ID/Pass入力等の手法別や、さまざまな状況別等の多言語対応の訓練メール文が2000種類以上常時更新されており、日本語での訓練メール文も100種類以上用意。さらに、送信元アドレスや件名の編集、社員番号や氏名の挿入等のカスタマイズも可能。

2.Cofense Reporter:報告の促進
「Cofense PhishMe」による訓練メールや外部からの不審なメールをワンクリックで管理者に報告する、メールクライアントのアドインツール。PC/スマートデバイスや主要なメールクライアントに対応している。不審なメールを簡単に報告できる仕組みを従業員に提供し、訓練と報告を習慣化することで、「人の視点」をより防御サイクルに組み込みやすくすることができる。

3.Cofense Triage:緊急度の識別
「Cofense Reporter」で報告される不審なメールについて、Cofense社が常時更新している数千のルールに基づいて、緊急度を自動的に分析・評価するSaaSツール。管理者の判断時間・負荷を低減し、対処時間を大幅に削減する。また、SIEM・インシデント管理システム・チケット発行システム等の既存導入システムとAPI連携が可能で、アラートやイベントを監視・管理・応答可能になる。

4.Cofense Vision:一斉隔離
「Cofense Triage」で緊急度が高いと判断したメールを基に、送信元IPアドレス/記載URL/ハッシュ値等で検索して一致するメールを、全従業員の受信トレイから一斉に隔離するツール。オンプレミスやクラウド(IaaS/PaaS)に導入する。
 

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