IPA、2019年度下半期「サイバーレスキュー隊(J-CRAT)活動状況」を発表

情報処理推進機構(IPA)は6月24日、2019年度下半期「サイバーレスキュー隊(J-CRAT)活動状況」を発表した。その概要は以下のとおり。

2019年4月~2020年3月に、「標的型サイバー攻撃特別相談窓口」に対して寄せられた相談件数は392件。このうち、レスキュー支援へ移行したものは139件、うちオンサイト支援を行った事案数は20件だった。オンサイト支援においては、被害組織が長期間の侵害を受けていた攻撃痕跡に気づき、同隊へ情報提供や相談をしたことで、攻撃活動の全容を共有し、日本へのサイバーエスピオナージ(サイバー諜報活動)を把握するうえで貴重な知見を得ることができた事例が複数あった。

その他、2019年度下半期の活動を通じてみられた特徴的な事項や、日本を取り巻く国外のサイバー攻撃グループについて報告している。

 

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サイバーレスキュー隊(J-CRAT)活動状況[2019年度下半期](PDF)