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金融庁、金融機関のITガバナンスの発揮やサイバーセキュリティの取り組みに関するレポートを公表

金融庁は6月30日、金融機関のITガバナンスの発揮やサイバーセキュリティの取組みに関する以下のレポートを公表した。

1.「金融機関のITガバナンス等に関する調査結果レポート」および
  「金融機関のITガバナンスに関する実態把握結果(事例集)【令和2年6月版】」

このレポートでは、「ITガバナンスの論点」に基づき、「地域銀行における共同センターと自行のIT戦略・ITガバナンスの在り方」と「メガバンクや大手生損保等のグローバルにビジネスを行う金融機関におけるグローバルITガバナンス」の各論点について、金融機関の実態調査・分析を進めている。

また、令和元年6月公表の「金融機関のITガバナンスに関する実態把握結果(事例集)」に今回の実態調査等を通じて得られた参考事例を反映し、「事例集(令和2年6月版)」として取りまとめている。

2.「金融分野のサイバーセキュリティレポート」

今事務年度は「金融分野におけるサイバーセキュリティ強化に向けた取組方針」に基づき、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を見据え、金融機関のサイバーセキュリティ対策の実効性向上に取り組むとともに、デジタライゼーションの進展やテレワークの拡大など、金融分野を取り巻く環境を踏まえ、新たなサイバーリスク等の把握・分析に取組み、積極的に金融機関の対応を促してきた。

今事務年度におけるこうした取り組みで把握した実態や共通する課題等について、当局、金融機関、関係機関等の間で認識を共有し、金融分野のサイバーセキュリティ対策の強化につなげていくために、レポート(概要・本文)として取りまとめている。

3.「金融機関のシステム障害に関する分析レポート」

令和元年度(平成31年4月~令和2年3月)のシステム障害を対象に、各金融機関がシステムリスク管理に取り組んでいく上で参考になる障害傾向・事例(事象、原因、対策)について、レポートとして取りまとめている。
 

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