UL Japan、IoT製品向けセキュリティ検証ソリューションを提供開始

米国の第三者安全科学機関であるULの日本法人UL Japanは7月16日、テレビ、スピーカー、家電製品、サーモスタット、ホームセキュリティカメラ、ドアロックなどのIoTスマートホーム製品を対象にしたULのセキュリティ検証ソリューションである「IoTセキュリティレーティング」の国内での提供を開始することを発表した。

「IoTセキュリティレーティング」は、IoT製品のセキュリティを既知の脆弱性や一般的な攻撃手法に基づき評価および検証する。そのため、国内の製造者および開発者はグローバルな規制や要求に対し、円滑にセキュリティを実証し、自社製品のセキュリティ上の適正評価(デューデリジェンス)に役立てることができる。

また、ULが発行する5段階のレーティングに基づくセキュリティラベルによって、製品のベースラインレベルでのセキュリティが担保およびセキュリティ機能を実証でき、競合製品との差別化や企業のブランド価値の向上を図ることができる。

■「IoTセキュリティレーティング」の概要
○20–80ルール
 ・「一般的な間違い」と「一般的な攻撃」の脆弱性を軽減
 ・適正かつ有効なセキュリティ判定に迅速に到達可能
○一般的な攻撃と既知の脆弱性への対応
 ・大規模および小規模のセキュリティ侵害の大半の根本原因である、一般的な攻撃と既知のIoT脆弱性に基づく仕組みの構築
○迅速かつ効率的な評価プロセス
 ・定型的な情報提出と、体系だった評価基準
 ・初期評価後の定期的な監視
○製品購入者の意思決定を支援
 ・製品のセキュリティを訴求するためのセキュリティレーティングラベルのオプションを提供

■「IoTセキュリティレーティング」活用のメリット
 ・さまざまな国・地域および技術団体などのIoTセキュリティ規制や要求への対応
 ・IoT製品のセキュリティ機能が担保されるため、購入者に安心を提供
 ・IoT製品を市場に投入する際に、セキュリティで競争上の差別化を実現
 

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