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BBソフトサービス、新型コロナウイルスにまつわるサイバー攻撃が増加しているとして注意喚起

BBソフトサービスは9月24日、同社が販売するセキュリティWi-Fiルーターの技術・ビジネスパートナーのBitdefender社が、新型コロナウイルスにまつわるサイバー攻撃が全世界で増加していると注意喚起したことを発表した。日本においても検知確認がされているという。その概要は以下のとおり。

去年までのサイバー攻撃は、ランサムウエアやバンキング型トロイの木馬が主流だったが、今年は世界的なパンデミックとなった新型コロナウイルスによるパニックや恐怖心、情報操作を利用したサイバー犯罪が急増。全世界では新型コロナウイルスの感染・影響は3月上旬にピークに達した。

それに伴い、犯罪者はマルウエアの高度化に重点を置くのではなく、パンデミックを悪用して特定の地域や国を狙ってマルウエアを仕掛ける作戦を計画したと考えられる。3月~4月上旬にかけてのコロナウイルス関連の脅威を見ると、攻撃者が当時のパンデミックの中心となっていた地域を狙っていたことが分かる。

日本ではコロナウイルスに伴う攻撃が3月14日は10件だったが、4月18日には153件と15倍に増加。報告される脅威の数は減少傾向にあり、5月の脅威の数は減少した。しかし、これでこの脅威が終わったわけではなく、サイバー犯罪者は再度攻撃の機会を狙っている可能性がある。架空の健康関連製品を使った不正なキャンペーンや、新しい治療法の提供を約束するスパムメールなどに注意が必要となる。

コロナウイルス関連のスパムは過去半年の傾向であり、ウイルス流行への恐怖心がマルウエアとスパムの拡散にも影響を及ぼしている。2020年の前半を通して、コロナウイルス関連のメールの10件に4件はスパムと判定された。

各国政府によるロックダウンが徐々に解除され、旅行の制限も緩和され始めている。こうした状況を受け、5月下旬ごろから旅行や休暇をターゲットにした攻撃が観測されている。5月31日をピークに、スキャンされたすべてのスパムメールのうち、10件中3件程度が旅行をテーマにしたものだった。6月7日に再びピークに達し、その日にスキャンされた10件中4件のスパムメールが旅行関連のものと判定された。
 

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