経済産業省、「サイバーセキュリティ体制構築・人材確保の手引き」を公開
- 2020/10/05 10:00
- SecurityInsight
経済産業省は9月30日、企業がサイバーセキュリティ経営ガイドラインに基づいてサイバーセキュリティの体制を構築し、人材を確保するための「サイバーセキュリティ体制構築・人材確保の手引き」（第1版）を公開した。
経産省では、企業内の経営層から人事担当者、実務者に至るさまざまな立場の人が、体制構築・人材確保においてどのようなことを考慮すればいいのかの要点を効率良く把握できる共通言語としてこの手引きを公開したとしている。
この手引きは、サイバーセキュリティ経営ガイドラインの10の指示のうち、指示2（サイバーセキュリティリスク管理体制の構築）および指示3（サイバーセキュリティ対策のための資源（予算、人材等）確保）について具体的な検討を行なう場合の参考としてもらうことを目的としている。
主な対象企業は、従業員数300名以上のユーザー企業（大企業・中堅企業）。ただし、グループ企業等、それ以外の条件の企業・組織においても、条件の違いを考慮した上で活用できる。
また、重要事項を箇条書きで示した「ポイント」、本文の説明を補足する目的で、有用と思われる内容を囲み記事の形で紹介する「コラム」等、読者の立場に応じて効率良く読めるための工夫も行なっている。
この手引は、同省のHPでダウンロードできる最新版の『サイバーセキュリティ経営ガイドラインVer2.0』の付録となっている。