大日本印刷、オンラインでサイバー攻撃対策要員を養成できる講座を新設

大日本印刷(DNP)とそのグループ会社でサイバー攻撃対策要員を訓練、養成するサイバーナレッジアカデミー(CKA)は10月5日、受講者の職場や自宅からオンラインで実践的訓練システム「TAME Range」に接続し、チームでの演習を受講できる「サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース(CIRMコース)オンライン演習」を11月に新設することを発表した。

この演習は、両社が2016年から提供してきた「CIRMコース 基礎演習」「CIRMコース 実践演習Ⅰ~Ⅲ」「CIRMコース産業制御系・基礎」「サイバーオフェンスプロフェッショナルコース」がオンラインで演習できるもの。コンピューターセキュリティに対応する企業内のチームであるCSIRTの業務に携わるメンバーが、DNPの拠点内にあるCKAの教室に行かなくても、遠隔地からハンズオン演習を受講することができる。

■「CIRMコース オンライン演習」の特徴

1.受講者の職場や自宅からの受講が可能に
TAME Rangeを活用し、一般的な企業のネットワークシステムの仮想環境(サイバーレンジ)を再現して、訓練・演習を行なう。CSIRTのメンバー同士が異なる場所にいても、日本国内であればどこからでも複数名がチームとして受講できる。1カ所に集まる必要がなくなるため、「3密」を回避した環境でチームのスキルを高めていくことができる。

2.さまざまなサイバー攻撃対策を日本語で受講可能
「CIRMコース オンライン演習」は日本語のテキストを使用し、日本語で実践演習を行なう。海外の実例に基づいたリアルなサイバー攻撃のシナリオを多数用意しており、最新のサイバー攻撃対策を学ぶことができる。また、サイバー攻撃に対する分析から遮断・駆除、報告までを一貫して演習することで、未体験の攻撃に対応できるスキルを習得することができる。

3.オンラインで行なう実践型のハンズオンチーム演習
実務で活用できる最新インシデントマネジメント技術をハンズオンで習得。実行画面を確認しながらチャット・ビデオチャットを利用しての個別サポートや、チーム間、受講生と講師とのオンラインでのやりとりを交え、5日間で必要なスキルを習得する。
 

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