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チェック・ポイント、2021年以降の企業や組織のセキュリティ優先課題の調査結果を発表

チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは12月14日、世界中の600人以上のITセキュリティ専門家を対象としたセキュリティに関する調査結果を発表した。調査結果の概要は以下のとおり。

・2021年に向けたセキュリティ上の最大の課題:
最大の課題は、リモートワーカーのセキュリティ確保。続いてフィッシングやソーシャルエンジニアリング攻撃の防止、セキュアなリモートアクセスの維持、クラウドアプリケーションとインフラストラクチャの保護(39%)が挙げられた。

・今後2年間のセキュリティ上の優先課題:
2023年までのセキュリティ上の最優先課題は、リモートワーカーのセキュリティ、エンドポイントとモバイルのセキュリティ、パブリッククラウドやマルチクラウドのセキュリティなどで、IoTセキュリティやメールのセキュリティよりもはるかに優先度が高いことが分かった。

・2020年に変化したセキュリティ戦略:
回答者の95%が2020年の下半期には戦略が変わり、大規模なリモートワーク環境の実現が最大の課題になったと回答。2020年に既存のセキュリティプロジェクトを加速したという回答は4分の1強程度で、大半の企業や組織がパンデミック対応によって予期せぬビジネスモデルの変更を余儀なくされたことが分かる。

・「ニューノーマル」が定着:
回答者の約半数が、セキュリティアプローチはパンデミック前の状態には戻らないと考えている。将来的にどこかの段階でパンデミック以前のオペレーションに戻すという回答は29%だったが、現時点で以前と同様の状態に戻っているという回答はわずか20%だった。
 

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