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Okta、「2021年 セキュリティトレンド 5つの予測」を発表~2021年は従業員の個人の家が重大な情報漏洩の引き金に~

Okta Japanは12月14日、米Okta社のサイバーセキュリティ担当エグゼクティブディレクターによる「2021年 セキュリティトレンド 5つの予測」を発表した。その概要は以下のとおり。

1.新しい働き方における技術的な不備への取り組みが本格化する
テレワークや在宅勤務の新しい常識が定着していく中で企業は、新しい働き方へ急に切り替えたことで手つかずとなっていた技術的な不備に取り組み始めることになる。これは大幅なアーキテクチャの変更を意味するため、場合によっては企業はその間に無防備な状態に晒されたままになる可能性がある。そのため、クラウド利用が加速し、ゼロトラストなどのインテリジェントで動的なセキュリティアーキテクチャの導入が拡大する。

2.従業員の個人の家が重大な情報漏洩の引き金になる
情報流出が増えることが予測される。従業員の個人の家が重大なデータの流出の引き金となるような、家・企業間でのデータ漏洩が顕著になる可能性がある。

3.セキュリティ業界で新しい領域が成長する
セキュリティ業界では、新たな攻撃相手に対処する機能開発を中心とした新しい領域が成長する。2020年に遭遇したセキュリティ上の課題の多くは、行動分析、デバイスの識別、「ニューノーマル」に適合したインテリジェントなリスク管理などに焦点を当てた新しいイノベーションを創出する可能性がある。

4.人々を狙った攻撃が急激に増加する
人々への攻撃が増加し、データの盗難やなりすましによって活動を活発化させる組織が急激に増加し続ける。ビジネスメール詐欺、不正入手されたアイデンティティやアクセスの販売などは、すべて記録的なレベルに達する。

5.IoTデバイスが消費者と企業にとって最大のセキュリティリスクの一つになる
IoTは、世界中で出現している新しいフレームワークとポリシーの活用で成熟し始め、製造者はIoTデバイスに少なくとも何らかのセキュリティを組み込むことを余儀なくされる。これは特効薬ではなく、加速し続けるIoTの大規模な拡大は、消費者と企業の両方が直面する最大のセキュリティリスクの一つであり続ける。
 

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