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A・Tコミュニケーションズ、パスワード不要のセキュリティシステムのプロジェクトを開始

A・Tコミュニケーションズは12月16日、共同開発した二次元コードセキュリティ「AQR(Anything QR)」によるファイル送信時のセキュリティを実現するプロジェクトを開始しすることを発表した。

AQRセキュリティはデータを破壊し、二次元コードとサーバーに分散保存させる。データの復元には、破壊したデータの一部から生成したAQRコードを使用。データは、AQRとサーバーの二経路で送付し、正しい受信者以外による復元は不可能となる。

AQRセキュリティの安全性は、クラッキング・通信傍受などの攻撃にさらされるインターネット領域に完全なデータが存在しないところにある。AQRコードは破壊・分割されたデータの⼀部であり、AQRコードがサーバー内の残りのデータと合体してデータを取得するため、インターネット上でデータの内容を抜き取られる危険性がない。暗号化技術ではない、旧来のセキュリティ対策とは全く別のシステムとなっている。

また、暗証番号やパスワードを必要とせず、本⼈認証情報の漏洩の危険性もない。使⽤の際に暗証番号やパスワードに依存することなく、二次元コードであるAQRコードが情報を復元するため、不正に情報が漏れることもない。必要なのはスマートフォン端末とAQRコードだけとなっている。
 

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