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情報通信研究機構サイバーセキュリティ研究所、「NICTER観測レポート2020」を公開

情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究所は2月16日、「NICTER観測レポート2020」を公開することを発表した。その概要は以下のとおり。

NICTERプロジェクトの大規模サイバー攻撃観測網で2020年に観測されたサイバー攻撃関連通信は、2019年と比べて約1.5倍と、2019年から同様の増加傾向にある。内訳としては、海外組織からの調査目的とみられるスキャンが総観測パケットの53.7%を占めた。

IoT機器を狙った通信の傾向は2019年とほぼ同じで、最も多いTelnet(23/TCP)を狙う攻撃が占める割合は減少した。その他、WindowsにおけるSMBに関する脆弱性公表の影響などもあり、2019年と同様にWindows関連ポートが上位を占める傾向がみられた。
 

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