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カスペルスキー、小~中規模の企業向けクラウドベース製品「Kaspersky Endpoint Security Cloud」を提供開始

カスペルスキーは2月25日、小~中規模の企業向けクラウドベース製品「Kaspersky Endpoint Security Cloud」(KES Cloud)の標準年額版とサブスクリプション版を提供開始することを発表した。

「KES Cloud」は、クラウドベースの管理コンソールを介した効率的な管理機能や、管理者が認知していない未承認のクラウドサービスの使用(シャドーIT)の可視化と制御、およびMicrosoft 365の保護を通じて、クラウド環境下で業務を行なう従業員のエンドポイント環境を保護する。

■主な特徴
「KES Cloud」と「Kaspersky Endpoint Security for Cloud Plus(KES Cloud Plus)」の2つのエディションがあり、ニーズに合わせて選択することができる。「KES Cloud Plus」は、脆弱性とパッチ管理機能、Cloud Discoveryによる未承認のクラウドサービスの制御機能などの高度な管理機能が使用できる。また、Microsoft 365を保護する「Kaspersky Security for Microsoft Office 365」(英語版、以下KSMO365)の利用ライセンスが含まれている。

Cloud Discovery機能は、管理対象のWindowsデバイスにおけるクラウドサービスの使用を可視化・監視し、未承認や不要と思われるクラウドサービスへのアクセスをブロックできる。部門や従業員が無断で利用するクラウドサービスに起因するデータ侵害を回避することが可能。

「KSMO365」は、Exchange Online、OneDrive、SharePoint Online、Teamsといった、Microsoft 365によるコミュニケーションとコラボレーションをリアルタイムで保護する製品で、Microsoft 365とのシームレスな統合が可能。電子メールの送信元ドメインが詐称されていないかを検査するSPF(Sender Policy Framework)、電子メールの送信ドメイン認証技術のDKIM(DomainKeys Identified Mail)とDMARC(Domain-based Message Authentication Reporting and Conformance)などの技術を組み合わせたメール検証機能が実装されている。さらに、同社のアンチフィッシング技術とディープランニングとの組み合わせにより、ビジネスメール詐欺をブロックする。
 

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