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カスペルスキー、標的型マルウェアのリバースエンジニアリングのオンライン講座を開設

カスペルスキーは4月13日、サイバーセキュリティ専門家向けのオンライントレーニングに、新たにリバースエンジニアリングの講座を追加したことを発表した。この講座はマルウェア分析の基本を理解している人を対象とし、英語でのオンライン自習形式で行なわれる。

■講座概要

・GReATのマルウェアリサーチャーがトレーナーを務め、ベストプラクティスに関する実践的な内容。受講者はマルウェア分析についての既存知識を実践的な経験に変えることができる。講座は英語(字幕付き)でのオンライン自習形式。

・トレーナー自らが調査したMontysThree、LuckyMouse、Lazarusなど10件の最近のAPT(高度サイバー攻撃)を基にした、50本を超えるステップバイステップの動画チュートリアルを用意。

・受講者は専用のバーチャルラボで約100時間の実習を行ない、演習問題を解くことによってスキルを習得する。このラボでは、IDA Pro、Hex-Rays Decompiler、Hiew、010Editor、そのほか多数のツールを使用して、実際のAPTのケースを徹底的かつ効率的に分析できる。

・講座の目的には、さまざまなプログラミング言語やスクリプト言語で書かれたサンプルを分析できるようになること、マルウェア内の難読化または暗号化されたコンテンツに対処できるようになること、およびアセンブリのプロセスに精通することも含まれている。

・受講の有効期間は6カ月で、受講者のペースで学習することができる。個人だけでなく企業研修の形でサイバーセキュリティ対象者向けの社内トレーニングにも対応している。

・受講対象者はマルウェア分析の基本を理解している人で、セキュリティリサーチャー、インシデント対応担当者、マルウェアアナリスト、セキュリティエンジニア、ネットワークセキュリティアナリスト、APT脅威ハンター、セキュリティオペレーションセンター(SOC)の担当者などに特に効果が高い。
 

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