マカフィー、「2020年第4四半期 脅威レポート」を発表
- 2021/05/20 10:30
- SecurityInsight
マカフィーは5月19日、「McAfee 脅威レポート:2021年4月」を発表した。その概要は以下のとおり。
2020年第3および第4四半期におけるマルウェア関連のサイバー犯罪活動とサイバー脅威の進化を分析したところ、第4四半期では1分あたり平均648件の新たな脅威を検出し、第3四半期に比べて1分あたり60件(10%)増加している。
新型コロナウイルス感染症関連のサイバー攻撃の検出は、第3四半期では240%増、第4四半期では114%増と2期連続で増加した。一方、Donoffマルウェアの継続的な増加により、PowerShellの脅威も208%の急増となった。
●ニュースハイライト
・2020年第4四半期、新型コロナウイルス関連のサイバー攻撃の検出が前四半期比114%増
・DonoffマルウェアによってPowershellの脅威が208%増
・新しいマルウェアサンプルは10%増、平均で毎分648件の脅威が出現
・新しいランサムウェアは69%増、モバイルマルウェアは118%増
・クラウドのユーザーアカウントに対する外部からの攻撃を310万件確認
・「エターナルブルー」エクスプロイトは、第4四半期において最も顕著に悪用された脆弱性に
・頻度の高いMITRE ATT&CK手法として、System Information Discovery、Obfuscated Files、Process Injection、Exploits of Public Facing Applicationsを確認