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IDC Japan、2021年~2025年の国内情報セキュリティ市場予測を発表

IDC Japanは5月27日、2020年下半期までの実績に基づいたソフトウェアとアプライアンス製品を含めた国内の情報セキュリティ製品市場とセキュリティサービス市場の2021年~2025年の予測を発表した。その概要は以下のとおり。

ソフトウェア製品とアプライアンス製品を合わせたセキュリティ製品の市場は、2020年~2025年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)が5.7%で、市場規模(売上額ベース)は2020年の3,817億円から2025年には5,033億円に拡大すると予測。

コンサルティングやシステム構築、運用管理、教育/トレーニングサービスを含むセキュリティサービスの市場は、2020年~2025年のCAGRが3.5%で、市場規模(支出額ベース)は2020年の8,616億円から2025年には1兆230億円に拡大すると予測している。

2021年以降は、セキュリティ対策だけでなく、2022年4月までに施行が予定されている改正個人情報保護法やEU一般データ保護規則(GDPR)などの海外のプライバシー法による情報ガバナンスやコンプライアンス対応への強化、さらにデジタルトランスフォーメーション(DX)の促進よって加速するクラウドシフトに対するクラウド環境へのセキュリティ強化が求められる。

そのため国内セキュリティソフトウェア市場は、セキュアなアクセスコントロールに対するアイデンティティ/デジタルトラストや高度サイバー攻撃に対するエンドポイントセキュリティとセキュリティAIRO(Analytics、Intelligence、Response、Orchestration)、クラウドサービスへのセキュリティに対するWebコンテンツインスペクションを中心にニーズが高まり、2020年~2025年におけるCAGRは7.0%で、市場規模(売上額ベース)は2020年の3,218億円から2025年には4,505億円に拡大すると予測。

国内SaaS型セキュリティソフトウェア市場は、クラウド環境へのセキュリティニーズが高まり、2020年~2025年におけるCAGRは17.5%で、市場規模(売上額ベース)は2020年の599億円から2025年には1,342億円に拡大すると予測。

国内セキュリティアプライアンス市場は、クラウドシフトの加速によってセキュリティ投資はクラウド環境へのセキュリティ対策に向けられることから、オンプレミスシステムであるセキュリティアプライアンス市場は減速し、2020年~2025年におけるCAGRはマイナス2.5%で、市場規模(売上額ベース)は2020年の600億円から2025年には527億円に縮小すると予測。

国内セキュリティサービス市場は、クラウド環境に対するセキュリティ構築サービスや、高度なサイバー攻撃に対するマネージドセキュリティサービスやMDRサービスといったセキュリティシステム運用管理サービスへの需要が高まり、2020年~2025年のCAGRは3.5%で、市場規模(支出額ベース)は2020年の8,616億円から2025年には1兆230億円に拡大すると予測している。

 

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