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IBM、コロナ期間中の消費者のデジタル行動と、それらのサイバーセキュリティへの潜在的な長期的影響に関する調査結果を発表

IBMは6月23日、パンデミック期間中の消費者のデジタル行動と、それらのサイバーセキュリティへの潜在的な長期的影響に関するグローバルな調査結果を発表した。その概要は以下のとおり。

●デジタル・ブームはパンデミック後も続く
調査対象者は、パンデミック中にオンライン・アカウントを1人につき平均15アカウント作成しており、44%がそれらの新規アカウントの削除または無効化を行うつもりはないと回答した。

●セキュリティやプライバシーよりも利便性が優先されることが多い
調査対象となったミレニアル世代の半数以上(51%)が、電話をかけたり実店舗を直接訪れたりするよりも、安全性が低い可能性があるアプリやWebサイトを使って注文しようと考えていた。

●5分ルール
半数以上の成人(59%)は、新しいデジタル・アカウントの設定にかける時間は5分未満にしたいと回答している。

●間違いは3回まで
世界中の回答者が共通して、パスワードをリセットする前にログインを3~4回試行すると回答。パスワードのリセットは、侵害されているメール・アカウントと組み合わせて使用されると、セキュリティ上の脅威になる可能性もある。

●記憶を頼りに
回答者の44%が、オンラインのアカウント情報を記憶に頼って覚えておこうとすると回答しており(これが最も一般的な方法と考えられる)、メモを取ると回答したのは32%だった。

●多要素認証
世界中の回答者の約2/3が、調査開始前の数週間以内に多要素認証を使用していた。
 

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