IPA、2020年度下半期のサイバーレスキュー隊(J-CRAT)活動状況を公開

IPA(情報処理推進機構)は7月1日、同機構が運営するサイバーレスキュー隊(J-CRAT)の2020年度下半期の活動状況を公開した。

J-CRATでは、主にステートスポンサード(国家支援型)とされる攻撃者による標的型サイバー攻撃、特にサイバーエスピオナージに関する相談受付、レスキュー活動および情報収集を行なっている。

今年度に「標的型サイバー攻撃特別相談窓口」に対して寄せられた相談・情報提供は406件。このうち、リモートレスキュー支援へ移行したものは102件、うちオンサイト支援を行なった事案数は17件だった。レポートでは以下の内容について報告している。

●2020年度下半期の活動を通じてみられた特徴的な事項
・2019年12月から観測され始めた標的型攻撃メールの連鎖が継続
・新たなネットワーク貫通型の攻撃オペレーションの発覚
・北朝鮮に関係した複数の攻撃オペレーション

●わが国を取り巻くサイバー攻撃グループ
・中国に関係するサイバー攻撃グループ
・ロシアに関係するサイバー攻撃グループ
・北朝鮮に関係するサイバー攻撃グループ

 

関連リンク

プレスリリース(PDF)