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NEC、顔認証によるPCセキュリティサービス「NeoFace Monitorクラウド版」を発売

NECは7月20日、顔認証によるPCへのログオン・ロック解除などのPCセキュリティ機能をクラウドサービスで提供する「NeoFace Monitorクラウド版」を販売開始することを発表した。

このサービスは、NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術である顔認証AIエンジン「NeoFace」を採用し、顔ならではの非接触認証によるPCセキュリティ機能を定額利用できるクラウドサービス。

パッケージ版と比較し、顔情報などの統合管理をクラウド上で行なえるため、専用サーバーの購入および構築、運用時のメンテナンス作業が不要。小規模でも利用しやすく、本番導入前の評価も可能となった。また、他のクラウドサービスとのシングルサインオン機能を新たに追加しており、従来から提供しているマスク着用時や、離席時の不正利用を抑止する常時認証機能などと合わせて利便性も向上した。

■「NeoFace Monitorクラウド版」の特徴

1.クラウドサービス化により費用や工数を抑えた導入・運用が可能
専用サーバーの購入、設置からセットアップ、データベースの構築や運用時のメンテナンスまでの作業と費用が不要となり、100名規模の導入で5年程度の運用期間の場合、パッケージ版と比較して50%以上の費用削減が可能。顔認証の利用はPC内蔵カメラまたは市販のWebカメラで対応可能で、専用機器などを別途用意する必要はない。

2.他のクラウドサービスとのシングルサインオン連携で利便性を向上
クラウドサービスである「Google Workspace」「cybozu.com」「Microsoft 365」を利用する環境では、顔認証でWindows OSにログオンした後、都度パスワードを入力する必要のないシングルサインオンにも新たに対応した。異なるクラウドサービス間でユーザー認証を行なうSAML規格に準拠したその他サービスとの連携も今後対応する予定。
 

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